コドモンテ SakuraEdu

コドモンテはモンテッソーリ幼児教育に基づいた親子のワークショップです

モンテッソーリ教師資格者によるワークショップ

05月

花で色水作り

色水つくり
<色水づくりの道具:プラスティックのナイフ、深めの容器、まないた代わりのフタ、排水口ネット>

ツツジが咲くと、思い出すことがあります。
私は、2歳の次子を連れて、近所の幼稚園プレクラスを見学しました。お天気の良い、その日。
園庭の見学をすすめられ、とても「野性的」な園庭に向かいました。
広場を過ぎ、何やら真剣に子ども達が、遊んでいる一角へ進みました。その時、違和感を感じたのです。
そう、子ども達が騒がしくないのです!
子ども達は、真剣に、さも大切そうに、瞳をキラキラ輝かせながら、摘んだ花びらをちぎり、陶器の鉢にいれ、すりこぎで夢中につぶしていたのです。

その瞬間、私自身が数十年前に、花で色水を作っていた光景がグルグルめぐりました。
ピンクの色水が染み出す感触・・・それを大事にビンに入れたり、ままごとに使ったりして。すると、どんどん記憶がよみがえりました。
枯れ葉のベッド、蛙のたまごをすくった感触、昆虫ケースをバッタで埋め尽くしたこと、珍しい虫を手に隠して学校に持って行ったり、泥に水を混ぜてセメントごっこ、雑草の花束、なめくじに塩をかけ、ツツジの蜜を吸って歩く・・・とにかく毎日がエンターテイメント!=「ぐっちゃ、ぐちゃ!」
好きなだけ創造できる遊びに、心を躍らせる毎日でした。
不思議なことに「思い出した!」その感覚を、今なお明確に振り返ることができます。

たぶんその頃、新米ママとして奮闘していて、「きちんとしなくちゃ!」「しっかり教育しなくちゃ!」と、気を張っていた時期ゆえの、衝撃だったのでしょう。
花びらをつぶす、子ども達の顔が、私に語りかけたこと・・・「何に、こだわっているの?」

教育的な玩具や、ガラクタのない空間は、大人にとって心地が良いものです。でも「こだわっていたのは?」と自分に問いかけた時、子ども達がいつも、夢中になって遊ぶ物が見えてきました。
お菓子の箱、プリンのカップ、新聞紙、枯れ葉、小麦粉粘土、砂や泥、ペットボトル、チラシ、密閉容器、ティッシュ、牛乳パック、曲がるストロー、缶、セミの抜けがら、石など。

「子どもは実体験の中で、動きながら学ぶ。」100年以上前の、モンテッソーリ教育の礎にも書かれています。