コドモンテ SakuraEdu

コドモンテはモンテッソーリ幼児教育に基づいた親子のワークショップです

モンテッソーリ教師資格者によるワークショップ

11月

おもちゃの整理術

子どもの好奇心は、スピード感が重要です。「あ、あれで遊ぼう!」とひらめいた時、すぐにその物が取り出せることが最も大切。そして、使った後に自分で戻せることが次に大切。
なぜなら、子どもは「秩序感」を繰り返しなぞることで、「知能や記憶の整理」をして脳を発達させているのだそうです。
と、書くと難しいみたいですが「あるべき物があるべき場所におさまっている」状態なら、どちらも良さそうです。ちなみに、モンテッソーリ教育の現場では、この法則に従い、部屋全体が秩序によって整理されています。
そこで、家庭でカンタンに整理できる方法を考えてみました。

<おもちゃの整理術>
①準備
クッキーやお茶の缶、空き箱など、意識して集めます。足りないなら、100円ショップで、積み重ね可能なバスケット、ペン立て、粘着テープ付きフック、などを買い足します。サイズを統一するとうまく収まります。

②分類
おもちゃを片っ端から分類します。工作系、図画系、手芸系、ゲーム系、人形系、積み木系、パズル系、ままごと系、レンジャー系など、関係あるもの(⇒例えば、人形だったら人形ハウス&洋服など)を、ひとまとめにしてグループを作ります。※その場合、どこにも属さない物をひとまとめにしておきます。(⇒⑥)

③観察と計画
分類した物をおさめる場所の計画を立てます。子どもが使いやすいのは、遊ぶ場所、作業する場所が近いということです。工作や絵画は台が必要になるし、絵本はソファ、積み木やブロックは床の上など、使う場所から近い所に置くのが基本です。まずは頭の中でおさめてみましょう。

④住所を決める
重要なのに軽視されるのが住所。おもちゃに「居場所」を決めます。これが「何となくこの辺り・・」だと、
子どもが1人で探したり、片付けたりはできません。物を減らしてでも必ず住所を確保しておきましょう。

⑤工作や図画の道具
これらの道具は、ひらめきからすぐに必要になります。引き出しやトレーなどを一瞥したら、使いたい物がすぐに探せるように入れます。ハサミの住所、セロテープの住所といったように、例えば、缶や細長いバスケットを使って分類しておきます。また、色鉛筆などは色が判別しやすいよう、筒形の物にさして立てて置くと使いやすいでしょう。容れ物からあふれてクレヨンなどが入っていると、子どもは自分で片付けることができません。少し余裕を持たせた方が良いでしょう。

⑥ごちゃごちゃ
公園で拾った石、シールのかけら、オマケのおもちゃ、メモの紙、子どもの宝物は「ごちゃごちゃ」がつきまといます。どこにも分類できないし。オススメの工夫は、ファスナーのある大き目のリュックサックかカバンを1つ渡して、「宝物バッグ」と名付け、まとめてしまう方法です。すると、使わない物はだんだんとバッグの底の方に溜まってきますので、処分が必要な場合はその辺りから着手していきます。

⑦細かいもの
ビーズ、折り紙、おはじき、ビー玉なども散乱しがちです。これはクッキーの缶がオススメです。特に仕切りのある物が最適。分けて入れたら、缶の側面にラベルを貼っておけば、子どもが住所を覚えることができます。クッキーの缶は積むことができ、密閉性が高いのでなかなか便利です。

⑧ガラクタ工作
ブログでも紹介していますが、不要品ほどおもちゃに最適です。ペットボトル、ふた、チラシ、かまぼこの板、ストロー、新聞紙など・・自由に切ったり貼ったりできる物は、「工作箱」と称した箱やバスケットにざっくり入れておきます。私は、脱衣カゴに結束バンドで車輪を付けていました。これで子どもが自由に扱えます。

⑨絵本
絵本の背表紙は、子どもから見にくいものの1つ。絵本のサイズを揃えてまとめると、お互いが陰にならず、お目あての本がすぐに取り出せます。踏み台も必要なら置きましょう。ただし、これも子どもが片付ける時、ぎちぎちでは入りません。さっと戻せるように隙間をおくことも重要です。

⑩作業と後始末のグッズ
子どもが絵を描いたり、粘土で遊んだり、床を汚したくない時のために、ビニールシートや新聞紙も子どもがわかる場所へ。そして、何かをこぼした時、散らかした時でも、お子さんの年齢によっては、後始末の仕方を教えます。子どもが遊ぶ所から近い水場に、色違いのミニタオルを数枚用意しておいて、机用と床用の雑巾にします。小さいバケツもあると便利です。
100円ショップで売っている、ミニほうき&ちりとりのセットも優れ物。ビーズや紙クズを集めるのも楽しい遊びのようです。

少子化のせいもあり、プレゼントなどがとても多い現代の子ども達。物に満たされることが、好奇心を満たすこととは違う場面もあります。子どもが「主」となって、自由に選び遊べる環境を、楽しみながら作ってみるのも良いのは!

知能と心を伸ばす、手と指のはなし

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いつもワークショップをしている広場で、今日は「知能と心をのばす、手と指のはなし」という、ミニ講座を開きました。お子さんは、違うテーブルでキャンディレイ作りです。

<キャンディレイ作り>
☆包装紙屋さんで売っている、レイ用のビニール袋、もしくは、店舗用傘袋を用意し、1mに切ります。
☆2~3歳くらいなら、針金の入ったリボンタイ、4歳以上ならリボンを用意します。
☆キャンディを用意します。※レイ用ビニール袋1mにつき、8個くらいが適当です。
☆首の後ろを留める、セロテープやマスキングテープ(手で切れます(^_^)v)を用意します。
☆手本を見せます⇒まず袋を半分に折り、真ん中をタイで閉じます⇒両側からキャンディを入れて、それぞれタイで閉じます⇒それを繰り返し8個入ったら、テープで留めて輪にします。

2~3歳のお子さん7名、アレコレとごった返しながらも、とても集中してリボンタイをネジネジしてくれました。そして、お母さん達とは、こんな話題を取りあげました。
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<知能と心をのばす、手と指のはなし>
☆便利な世の中が、子どもから奪うもの
☆ハード面 「手と脳のつながり」
☆手や指を使うことの重要性
☆ソフト面 「恋する季節」 同じ事にこだわって繰り返す時期
☆親ができる援助 「その1 環境を整える」
☆親ができる援助 「その2 親のやくわり」
☆子どもの中にある成長力
☆成長力を伸ばす効果 「自立心+自己肯定感+信頼関係+自律心」

そして、家の中にあるさまざまな物を使って出来る遊びをたくさん紹介しました。
例えば・・・
☆ピンポン玉を瓶に落とす ☆スポンジで鏡を磨く ☆缶の楽器 ☆穴あけパンチ ☆楊枝さし ☆輪ゴムはじき ☆水移し、豆移し ☆ペットボトルマラカス ☆ストロー通し
欲しがるキャラクターの玩具を買ってもすぐに飽きてしまうのに、ささいな物でじっくり遊んでいる子どもの姿に、日々気付いている方が多数いらして、さすがお母さん達!と感心してしまいました。