コドモンテ SakuraEdu

コドモンテはモンテッソーリ幼児教育に基づいた親子のワークショップです

モンテッソーリ教師資格者によるワークショップ

10月

タオルしぼりで手首をきたえる

モンテッソーリ教育では、1歳半くらいから始められる「日常生活の練習」というカテゴリーがあります。子どもの「やってみたい、試してみたい、上手に出来るようになりたい!」という、向上心や好奇心が芽生える時期、また「マネをしたい!」という模倣期のエネルギーを使って行う活動です。

この時期の意欲は、まさに敏感期=「恋する季節」によるもの。子どもが自分を成長させるためのエネルギーにあふれた素晴らしい時です。

日常生活の練習の中でも、かなり早い時期から出来て、子どもが大好きな活動の中から、「しぼる」をご紹介します。次子が小学校の時、「移動教室で浴室から出る時に、使ったタオルをキュッと絞って、軽く身体を拭いて、という作業ができないお子さんが多いので、ご家庭で練習してきて下さい。」と先生がおっしゃっていました。たしかに、手と指、手の平、手首を連動させて力をキュッと入れる動きは、やっていなければ出来ないものだと実感したのを覚えています。ここではミニタオルを使い、まずは「しぼる」動作にチャレンジしてみます。

<ミニタオルしぼり>

言葉を使うよりも、子どもの視線に合わせ、利き手側で超スローな「お手本」を見せ、目で理解させましょう。

①ミニタオルと洗面器と水を準備します。

②洗面器に水を張ったらミニタオルをひたし、長方形になるようにたたみます。

③利き手を手前にして、下方からミニタオルを持ちます。そして逆の手で同様に、下方からミニタオルを持ちます。

④利き手の手の甲を手前に向けるようにして、キュッとひねります。

⑤この時、水の「ジャーッ!」と落ちる音に注目させましょう。
⑥1度でしぼりきれない場合は、1度ひねった状態から、また③のように両手を下方から持ち、④のようにひねります。
⑦しぼれたら、子どもにミニタオルを見せ、触らせて、水がたれないかを確認させます。
<発展>
☆ミニタオルを雑巾に見立てて、ふき掃除をしましょう。上手にできるようになれば、自分がこぼした飲み物などもふけるようになります。
☆しつけの一環として、脱衣場の床をぬらなさいための配慮を教えましょう。浴室を出る前に、練習に使ったミニタオルをキュッとしぼり身体の水分を取って、もう1度タオルをキュッとしぼり上げて、脱衣場へ上がりましょう。初めは上手に出来なくても、母親がゆっくりと見本を見せれば、同じようにマネをして覚えていくと思います。

私は、温泉に行ったらチャンス到来とばかり、これをさんざんやりました。子ども達は毎回「ママ、テストして!」と、自分なりに精一杯しぼったタオルを渡してきます。そして私が試しにキュッ!としながら「まだ水が出るね、80点!」とかなんとか。そうこうしている内、半年ごとに残る水の量は減ってゆき、私の出番はなくなりました。
子育て中、特にお子さんが小さければ、自分の時間はほとんど取れません。仕事との両立で忙しい時もあるでしょう。でも、こんな活動の数分間、子どもと向き合う少しの時間が、お母さんにとっても楽しみの時間になると良いですね!